なので、解約しない限り必ず保険金が支払われます。
終身保険の支払い方法には、一般的に2種類あります。
「短期払い」と「終身払い」です。
「短期払い」は払込期間を決めてその期間中に保険料を支払い、それ以降は支払いの必要はありません。
例えば、定年の60歳まで保険料を支払い、それ以降は長生きしても支払いの必要はなく保障されます。
言葉は悪いですが、60歳以降は死亡するまで待っているだけの状態になり、死亡時に保険金が支払われます。
一方、「終身払い」は死亡するまで一生払い続けるタイプ。
保障も一生ですが、支払いも一生ということですので、長生きすればするほど保険料をたくさん支払うことになります。
ただし、その分短期払いよりは保険料が安く設定されています。
終身保険のもう一つの特徴は、「解約返戻金」があるということです。
解約返戻金とは、解約した時に今まで支払った掛け金に応じて戻ってくるお金のこと。
解約返戻金は保険金とは違います。
保険金は死亡まで契約を維持し、死亡した時に支払われるお金ですが、解約返戻金は途中で解約した時に戻ってくるお金になります。
解約返戻金は、定期保険にも一応ありますが、定期保険は基本的に掛け捨て型なので、戻ってくると言っても微々たる金額です。それに比べると、終身保険の解約返戻金は戻ってくる金額が大きいのが特徴です。
このように、終身保険は定期保険に比べて保障の範囲が大きく充実しているため、定期保険よりは保険料が高くなります。